¥6,300
商品情報
商品名:フランチャコルタ ブリュット2018
生産者名:アジィエンダ・アグリコーラ・フェルゲッティーナ
生産国:イタリア
地方名:ロンバルディア
地区名:フランチャコルタ
品種:シャルドネ
イタリアの最高級スパークリングとして名高いフランチャコルタ!
最大の特徴は「限りなく上品で繊細、澄み切った」味わい。
・その中でも1,000日間以上もの熟成期間を経て表現される深いコクとキメの細かい泡立ちが素晴らしいミッレディ。まさにお祝いにふさわしいスパークリングワインです。
・特徴的なのは特許取得している特殊なピラミッド型のボトル。このボトルは、滓と触れる面積を広げ熟成による味わいにコクと旨味を一層深く感じることができるよう、細かく計算された形状になっています。
自社ブドウ元詰フランチャコルタ(小規模・家族経営ワイナリー)
カ・デル・ボスコ、ベッラビスタなどが他業種からビジネスとしてワイナリーを興し、名声を得たのに対し、地元の人間が興した蔵といえます。全て自分の手の届く範囲でつくりあげます。
わずか5haの畑からスタートしたフェルゲッティーナは、瞬く間に成長を遂げました。
フェルゲッティーナは、販売プロモーションやマーケティングはお世辞にも得意とはいえないが、それだけに、“知る人ぞ知る、素晴らしいものをやっと探し当てることができた”という喜びを味あわせてくれる存在感をもちます。大きな会社のような大量生産ではなく、家族で力を合わせて丁寧に造った温かみのあるワインは、世間の人々の心を捉え、大きな宣伝を行ったわけでもないのに、口コミで評判のワインとなりました。
現在はミラノの醸造大学を卒業した娘のラウラさんが醸造だけでなく経営面でのサポートや、ロベルト・ガッティ氏の苦手なプロモーション活動を助けています。
驚くほどの上品さ。澄み切ったフランチャコルタ
フェルゲッティーナのフランチャコルタには明確なスタイルがあります。それは
・純粋さ
・熟成美
・繊細さ、上品さ
彼らが理想とするスタイルを実現するため、いくつもの信念を彼らは掲げ、実践しています。
①通常のフランチャコルタ生産者はフランチャコルタを造る際、「白ワインとして完成されたもの」を選択しますが、フェルゲッティーナでは瓶内二次醗酵をする前にタンクを選別する際、酸度が高いものを選ぶ。長期熟成を経て、結果フェルゲッティーナの素晴らしい品質のフランチャコルタになるため。
②通常のブリュットにしろ、門出のリキュールにしろ、ヴィンテージをまたいで醸造することは絶対行いません。
③良いヴィンテージならどの生産者でもそれなりの品質のワインを造るが、悪いとされるヴィンテージでも本当においしいワインを造る。
④ とにかく自分達が納得できる上品、かつ繊細なワインを造る
また、コストパフォーマンスに優れていることも彼らのワインを特徴付けています。
「他のフランチャコルタではヴィンテージものは高いのに、何故フェルゲッティーナはこんなにもリーズナブルなのか?」という質問に対して彼らは、
「私達が造る全てのフランチャコルタには区別がなく、どれも本当に良いものを目指して造っています。ブリュットもエクストラ・ブリュットも、キュヴェは違えども、収穫されるブドウのコストやボトルをはじめとした資材の価格、その他諸経費はどのワインも同じです。違うのは熟成にかかる保管コストだけなんです。」
こんなところにも正直さを隠さない。フェルゲッティーナのワインは、純粋な心を持った家族愛が詰まったフランチャコルタなのです。
贅沢極まりない選別・独自の熟成美
フェルゲッティーナのフランチャコルタの最大の特徴の1つ、「限りなく上品で繊細、澄み切った」味わい。これにもちゃんとした理由がありました。
まず、フェルゲッティーナではフランチャコルタに使用するブドウは、樹齢が10年以下の樹から収穫された房は使用しません。そして収穫されたブドウのうち、半分、つまり50%のブドウは、何と他の生産者に売却します。それだけに残されたブドウは高品質なものばかりになりますが、それにしても勿体無い…と感じます。
次に驚きなのが、圧搾。イタリアに2台しかないという「マルモニエ」という圧搾機を使用します。この圧搾機を使う利点は、優しくブドウを搾ることができ、実の嫌な部分を抽出することなく、きれいな果汁を搾れます。
しかしそれだけではありません。フェルゲッティーナで搾る果汁は、ブドウの僅か35%のみ!フランチャコルタの規定では65%まで搾ることが認められているのですが、こんな贅沢な搾り方は他で聞いたことがありません。搾った果汁の色は、他では見たことのないほどの透明感。既にワインのような輝きを持つ、本当にブドウの美味しい部分だけが閉じ込められた果汁です。搾り終わったブドウの実が、まだ丸いままで残されているところを見ると、本当に勿体無い・・・と感じてしまいます。
フェルゲッティーナでは最初に50%のブドウを売却していますから、結果として収穫されたブドウ全体から得られる果汁の量は、僅かに17.5%と、2割に満たないのです。
これがフェルゲッティーナの「純粋」な味わいの最大の武器でしょう。
●圧搾機「マルモニエ」
・圧搾用の専門機器(イタリアでは2台のみ、もう1つはLa Montina 社)
・4回圧搾作業を行う(1回30分×4回)
・「マルモニエ」により、ブドウの35%のみを搾る(フランチャコルタの規定では65%まで使用可能)
(大前提として、収穫したブドウの半分を他の生産者に売却するので、得られるモストは全収穫ブドウの17.5%のみ)
●醗酵
・ステンレス・タンクを使用(7,500Lと16,500L)
・醗酵は畑ごとにタンクを分けて行う → タンクごとにどれが良いか判別できる
・16~18℃で7~10日間アルコール醗酵
●熟成
・アルコール醗酵後、不純物を取り除き、そのままステンレス・タンクで収穫の翌年3月まで熟成
●選別
・サテン、エクストラ・ブリュット等にするものを、タンクごとに試飲して決定
●時が育む、熟成というワイン美
搾り終えた果汁は各区画に分けて醗酵、個別で60回程醗酵が行われます。その後全てのタンクを試飲し、どの区画をどのワインにするか選別します。その時に重要になるのが「酸とミネラルの美しさ、そして持続性」だそうです。
その後は瓶内2次醗酵に移りますが、フェルゲッティーナのもう1つの魅力である熟成美がここから生まれます。 通常のブリュットでは、フランチャコルタの規定の18ヶ月に対し24ヶ月と長く、特にエクストラ・ブリュットに関しては、規定の36ヶ月に対し72ヶ月という、倍の年月を熟成させています。
これは単に長くしたのではなく、様々な熟成期間を試した上で、一番良い品質を見極めたそうです。しかし品質を追い求めるとはいえ、経営面のことを考えると、そのこだわりには脱帽します。
●瓶内二次醗酵・熟成
・ブリュット :24ヶ月以上熟成(規定では18ヶ月以上)
・サテン :36ヶ月以上熟成(規定では30ヶ月以上)
・ロゼ :36ヶ月以上熟成(規定では30ヶ月以上)
・エクストラ・ブリュット:72ヶ月以上熟成(規定では36ヶ月以上)
※ ただし、本来、ブリュットはもっと熟成期間を長くしたいが、取引先からオーダーが日々入るため、それを許さない。将来的には36ヶ月程熟成を模索(すでにハーフとマグナムは36ヶ月熟成)。
門出のリキュール
フランチャコルタのワイナリーは通常、瓶内二次発酵熟成が行なわれてからデゴルジュルマンされ最終瓶詰め前に複雑味を与えるため香りのついた甘口リキュール、古いヴィンテージ白ワインに糖を加えた物を門出のリキュールとして使用し規定の糖分を与えています。
しかしフェルゲッティーナは、同じワインで糖を溶いたものを使用。これは、ここのフランチャコルタの持つ自然の香り、何も足さないニュートラルで繊細な香りを表現する事が、ワイナリーとして最重要と考えているためです。
ピラミッド型ボトルの秘密
フェルゲッティーナは特許取得している特殊なピラミッド型のボトルを採用しています。このボトルは、滓と触れる面積を広げ熟成による味わいにコクと旨味を一層深く感じることができるよう、細かく計算された形状になっています。泡立ちもきめ細かく、非常に洗練された余韻の長いフランチャコルタに仕上がります。
※この商品は、最短で12月11日(水)にお届けします(お届け先によって、最短到着日に数日追加される場合があります)。
※こちらの価格には消費税が含まれています。
※別途送料がかかります。送料を確認する