¥6,600
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商品情報
国:フランス
産地:ボルドー
生産者:シャトー・スミス・オー・ラフィット
品種:メルロー 60%/カベルネ・ソーヴィニヨン 40%
アルコール度数: 13.5%
醸造:オーク樽にて(26ー28度、4ー6週間)
熟成:オーク樽にて14カ月(新樽比率20%、225L)
生産者(シャトー・スミス・オー・ラフィット)について
時代をリードするグラーヴ格付シャトー
最新設備、最高の醸造スタッフ、そして世界トップクラスの環境保全型ワイナリーに世界中が大注目!
シャトーの歴史は1365年、ボスク家がこの地でブドウ栽培を始めたことに遡ります。その後18世紀に、現在のシャトー名の由来となるスコットマン・ジョージ・スミス氏がシャトーを購入します。1842年、当時のボルドー市長であるDubergier氏がシャトーを引き継ぎ、偉大な格付けワインにふさわしいレベルまでワインの品質を高めました。1958年には、スミス・オー・ラフィットの素晴らしい品質に魅了されたルイ・エシェノエール社がシャトーオーナーとなります。
そして1990年、シャトーにとっての革命期が訪れます。この年、スミス・オー・ラフィットのワインに魅せられた現オーナー、ダニエル・カティアール氏の手にワイナリー経営は委ねられます。彼は、最先端のワイン醸造技術と伝統的な手法を融合させた新しいスタイル ― 有機肥料、環境保全型のワイン造り、小さい木製の発酵タンク、澱引きをしないで樽で寝かせる、等 ― を確立させ、名実ともにボルドートップクラスのワイナリーへと昇格したのです。
グランヴァンと同じこだわりで造る、最高の「セカンド」ワイン
シャトー・スミス・オー・ラフィットが造るセカンド「レ・オー・ド・スミス Les Hauts de Smith」、その造りはグランヴァン(ファーストラベル)と全く同じというから驚きです。曰く、「セカンドとしてではなく、"レ・オー・ド・スミス"という一つの完成されたワインとして、グランヴァンと同じ考えで造りたいから」とのこと。
セカンド専用のセラー、通称「ステルス・セラー」で行程は進みます。
1. 畑はセカンド専用
シャトー全体で78ヘクタール、そのうちセカンド用が20ヘクタールあります。セカンド用の区画は二つあり、1つ目は8年から10年の若木、もう一つはより粘土質が強く、また若木の割合が多い区画です。
2. ブドウに負担をかけない最良の収穫
収穫で使われるカゴは、7kgから8kg程度しか入らない小さなタイプを使用。入る量が少ない分手間ですが、ブドウが自らの重みでつぶれたりしないため、状態の良いジュースが取れます。
3. 選果には、最先端の機械と人の目が光る
選果には三段階のステップがあります。まず除梗されたブドウは振動台にかけられ、粒の揃ったブドウが残ります。その後、一定以上成熟したブドウのみを自動的に選別するオプティカル・ソーティング・マシンと呼ばれる最先端の機械を使ってさらに厳選します。さらに念には念を入れて、最後に6~7人の人の目と手によって選り分けられます。この手間とお金のかかる方法を、セカンドワインにも取り入れるという贅沢さ!
4. 醗酵
厳選に厳選を重ねたブドウは、セラー2階に運び込まれます。畑に対してセラーがやや低く設計され、ちょうど畑がセラー2階と同じ高さとなっているため、ポンプなどでブドウを持ちあげる必要がありません(全て重力式)。醗酵に使われるタンクもグランヴァンで使われるものと全く同じ、小容量の100ヘクトリットルで、表面がステンレス、内側はオーク材でできています。タンクは区画、収穫のタイミングによって細かく分けられます。このタンクでアルコール醗酵、マロラクティック醗酵まで行われます。
5. 熟成
熟成に使われるオーク樽は全て自社製。セカンドは10から12か月間寝かされます(新樽比率20%、10%はグランヴァンの落ち樽を使用)。
トップシャトーでも僅か!自社樽工房を所有
シャトー・スミス・オー・ラフィットの強みの1つに、自社で樽工房を持っていることが挙げられます。自社で樽工房を持つシャトーは本当にごく僅かで、スミス・オー・ラフィット以外ではラフィット・ロートシルト、ペトリュス、マルゴーなどの超がつく一流シャトーしか工房を持っていません。スミス・オー・ラフィットでは93年からダニエル自らオークを選定し、95年から自社樽を造っています。
樽はワインのフレーバーを決める重要な要素で、特にオークの原産地、トースト(樽の内側をバーナーで焼いて焦がす)の焼き加減、シーズニング(木材の乾燥)の方法などに注意が払われます。
ダニエル曰く、「焼き立ての自家製パンが工場生産のパンよりもずっと美味しいのと同じように、樽も自社で造ったほうがずっと良いものが出来るんだ」
樽工房では年間450樽が生産され、それはシャトーで必要な数の3分の2に相当します。残りは委託していますが、自社のオーク材を使うことが多いです。その他の樽業者からも毎年樽を購入し、自社樽と比較検討するのに用いています。